トヨタ・新型カローラの燃費は？燃費向上のテクニックを紹介

トヨタ・新型カローラの燃費はどのくらいなのでしょうか。

現在、新型カローラの購入を検討している方や新型カローラに興味があると言う方の中には、燃費はどのくらいなのか知りたいと言う方も多いのではないでしょうか。

新型カローラには、ハイブリッド車とガソリン車が設定されておりそれぞれ実燃費や燃費を向上させるテクニックが異なるため、概要を把握しておきたい所です。

そこで今回は、トヨタ・新型カローラの燃費の説明や燃費を向上させるテクニックの紹介などを中心に、トヨタ・新型カローラと燃費について解説をしていきます。

トヨタ・新型カローラ：新型カローラの燃費はどのくらい？

引用：https://bit.ly/2kVYjYP

トヨタ・新型カローラは、2019年9月にフルモデルチェンジが行われ先代モデルよりも様々な面で性能が向上していますが、燃費はどのくらいなのでしょうか。

2017年以降に販売されている自動車には、WLTCモードと呼ばれる市街地走行・郊外走行・高速走行などを細分化した国際的な燃費測定方法が導入されていますが、新型カローラを各エンジン形式別に見ていくとハイブリッド車の場合には

• 市街地走行：（2WD）24.8km/L～27.8km/L、（4WD）21.5km/L～25.1km/L
• 郊外走行：（2WD）27.6km/L～32.2km/L、（4WD）25.9km/L～28.1km/L
• 高速走行：（2WD）24.8km/L～27.7km/L、（4WD）24.9km/L～26.8km/L
• WLTCモード平均燃費：（2WD）25.6km/L～29.0km/L、（4WD）24.4km/L～26.8km/L

となっています。

また、ガソリン車の場合には

• 市街地走行：9.6km/L、（ターボMT車）12.5km/L
• 郊外走行：15.9km/L、（ターボMT車）16.0km/L
• 高速走行：17.6km/L、（ターボMT車）17.7km/L
• WLTCモード平均燃費：14.6km/L、（ターボMT車）15.8km/L

となります。

ハイブリッド車の場合にはグレードや駆動方式によって燃費にばらつきがあり、ガソリン車の場合にはAT車・MT車で微妙に燃費差が生じる事が特徴です。

また、どちらのエンジン形式も他のライバル車種と比べると新型カローラの方が燃費が良い傾向にありますので、購入を検討している場合の参考にすると良いでしょう。

トヨタ・新型カローラ：ハイブリッド車の燃費を向上させるには？

トヨタ・新型カローラのハイブリッド車の公表燃費は、おおよそ24.4km/L～29.0km/L前後である事が分かりましたが、なかなか公表燃費値に届かないと言う方も多いと思います。

では、燃費を向上させるにはどうしたら良いのでしょうか。

これには、様々な方法がありますが新型カローラのハイブリッド車の場合には、できるだけモーターで走行する時間を増やす事が燃費を向上させる近道となります。

新型カローラに搭載されるハイブリッドシステムは、エンジンで走行と発電を行いその電力をHVバッテリー（ハイブリッドバッテリー）に蓄電し、モーターのみで走行を行う事ができる仕組みとなっています。

このモーターで走行を始めると、自然にエンジンが動作を停止しガソリンの消費を抑える事ができるため、燃費を向上させることができると言う訳です。

ただし、ハイブリッド車の場合にはガソリン車を運転するのと同じ方法では燃費が伸びにくいと言う特徴も併せ持っているため、ハイブリッド車とガソリン車で燃費を向上させるテクニックは大きく異なります。

これらを踏まえて次の項目では、ハイブリッド車の燃費を向上させる具体的なテクニックを説明していきます。

トヨタ・新型カローラ：ハイブリッド車の具体的な燃費向上テクニック・その1

トヨタ・新型カローラのハイブリッド車の燃費を向上させるには、モーターで走行する時間を増やすことが一番の近道ですが、具体的な燃費を向上させるテクニックはどの様なものとなっているのでしょうか。

これには様々なテクニックがありますが、新型カローラなどのハイブリッド車の燃費を向上させるためには、細かなアクセルワークが欠かせません。

特に発進時は、自動車が走行を行う中でも最も燃料を使う部分となりますのでハイブリッドインジケーター内に表示されるエコアクセルガイド参考にし、極力モーターで走り出す事が燃費を向上させる1番のコツです。

具体的なアクセルワークのテクニックとしては

1. エコアクセルガイドの中央部にある、エコエリアの中間地点までがモーター走行を行う事ができる範囲となりますので、走り出しから時速20km程度まではこれを超えないようアクセルを調整する
2. 時速20km前後に達したらエコアクセルガイドのECOとPWRの境目までアクセルをやや強めに踏み、目標となる巡航スピードまで一気に加速する
3. 目標となる巡航スピードまで達したら、1度アクセルを離し再びエコエリアの中間地点までのアクセル調節を行いモーターで走行を行う

以上の手順でアクセルワークを行うと、モーターで走行する時間が飛躍的に増えるため燃費を大幅に向上させる事が可能となりますので、燃費が伸び悩んでいる場合には参考にすると良いでしょう。

トヨタ・新型カローラ：ハイブリッド車の具体的な燃費向上テクニック・その2

トヨタ・新型カローラなどのハイブリッド車は、細かなアクセルワークでモーター走行を行う時間を増やす事によって燃費を向上させる事ができますが、燃費を向上させる為にはブレーキワークのテクニックも必要となります。

ハイブリッド車には、走行中にアクセルを離した場合やブレーキを踏んで減速した際に発生するエネルギーを、電気に変える回生ブレーキが搭載されています。

この回生ブレーキで発生する電力は、エンジン走行中に発電を行うよりも発電効率が高くなる事が特徴となっており、細かなブレーキワークを行う事でモーター走行を行うための電力が蓄えられるため、最終的には燃費の向上へ繋がると言う訳です。

ただし、ブレーキが強すぎてエコアクセルガイドに表示されるCHGエリアを振り切ってしまうと、振り切れた分のエネルギーはバッテリーに蓄電されず無駄なエネルギーとなってしまいますので、急ブレーキでは無く早めのブレーキを長く踏み続けることがポイントとなります。

トヨタ・新型カローラ：ガソリン車の燃費を向上させるには？

引用：https://bit.ly/2m3d4cQ

トヨタ・新型カローラのハイブリッド車の燃費を向上させるテクニックは分かったと思いますが、従来型のガソリン車の燃費を向上させるにはどうしたら良いのでしょうか。

具体的なガソリン車の燃費を向上させる方法としては

• 走り出しから目標となる巡航スピードまでの加速は穏やかに行い、アクセルワークによってエンジンの回転数を抑える
• ハイブリッド車の様に細かいアクセルやブレーキワークは行わない
• エンジンに供給される燃料が止められるため、エンジンブレーキを多用する
• 新型カローラのガソリン車にはアイドリングストップ機能が搭載されていないため、長時間のアイドリングは避ける

など、ハイブリッド車の燃費を向上させるのとは大きく方法が異なるため、覚えておくと良いでしょう。

また、ガソリン車とハイブリッド車の燃費を向上させる共通の項目として、エアコンの使用は最小限にとどめる事や積載物を減らすなどによっても燃費を向上させる事ができますので、参考にして下さい。

トヨタ・新型カローラ：燃費のまとめ

今回は、トヨタ・新型カローラと燃費について解説してきましたがハイブリッド車の場合には約25km/L～29km/L、ガソリン車の場合には約15km/Lが新型カローラの燃費である事が分かったと思います。

また、ハイブリッド車とガソリン車では、燃費を向上させるための方法が大きく異なるため、燃費が伸び悩んでいる場合には前述した例を参考にすると良いでしょう。